食品工場用の不織布マスク生産状況に関して (続報2)
前回のコラムでは中国国内での不織布マスク状況と不織布マスクの種類に関して記載しましたが、今回は最近見かける様になった不織布マスクについて記載します。
日本国内でのマスク販売状況に関して
日本国内でのマスク販売状況に関して
一時期は買占めや転売などで中々手に入らなったマスクですが、シャープ製のマスク販売を皮切りに、一般市場でもマスクが出始めた様な感じがしています。今まで1枚100円や70円だった物が、1枚40円や35円の製品も出てきました。仕事柄様々なマスクをご提案頂き、現物を見させて頂く事が多いのですが、弊社では3層不織布マスクはまったく入荷せず、もちろん販売もしていません。
仕事柄マスクのご提案頂く事も多く、現物を見る機会も多々あるのですが、入荷して販売しようと言う気持ちになれません。。。もちろん値段が高いと言う事もあるですが、それより、もっと大事な事が気になり、どうしても販売しようと言う気持ちになれません。
どうして弊社がマスクを販売しないのか
最近、よく見るマスクに関して
結論から先に申し上げます。
今、販売されているマスク。本物ですか?
誤解の無い様に、先ほどの写真のマスクは間違いなく本物です。ウィルスカット率も限りなく100%に近く、試験結果通りの性能が出ると思います。
私が思っているのは、今までマスク屋さんではない人が売り込みにきたりするんです。これだけマスク不足が叫ばれているのに、なぜ入手出来たのか?以前のコラムで3層マスクの真ん中の層はメルトブローで生産していると言うお話を記載しました。この真ん中のメルトブローが重要であり、このメルトブローがウィルスや花粉や色々な物をろ過してくれるんです。
今、中国では、不織布自体の価格も上がっていますが、このメルトブローのろ過紙が驚くほど高騰しているそうです。半年前に比べ約40倍とも言われています。
そんな中、元々マスクを販売していない人々が、売り込みに来る。それも1枚30円などの価格で。。。
生産責任・販売責任
海外で問題になっている品質問題
フィンランドやカナダでも問題になりましたが、日本だけ問題が出ない訳がないと思っています。
なので、今までマスクを販売していない人が売り込みにきても信用できない。本業がマスク販売で無い場合は「儲かるから今だけ販売してサヨウナラ」これが出来る。たまに見かけませんか?本来マスク屋さんじゃないのに「マスク売ってます!」とのぼりを上げているお店とか。。。
これが出来ればいいんですが、弊社はそれが出来ない。販売する製品には販売する人の責任があると考えているからです。
「マスクが粗悪品でウィルスに感染した」と言う事を証明する事は出来ないかもしれない。
それでも商売をする人間として今の安価なマスクを購入して販売しようと言う気にはなりません。
最後に
弊社では食品工場向けにZA4399と言う布製のマスクを販売しています。
販売を開始してから様々なお客様からご注文を頂き、今日までに約200,000枚ほど出荷させて頂きました。中国からは都度都度入荷してきているのですが、ある時を境に、工場から「【合格】と書いた紙を入れさせて欲しいと」連絡がありました。「何のために入れる必要があるのか?」と尋ねてみると、「今は【合格】と言う紙を入れていない、マスクと名前の付く製品は出荷出来ない」との事。なので「弊社のZA4399は食品工場向けの飛沫防止用です。何に対して合格なの?何の試験を行うの?」と尋ねると「試験はしません」との事。
そらそうだよね。。。
なので、感染予防にマスクを購入する時は、しっかりとしたマスクを購入する事をお勧めします。
最近は感染予防と言うより、感染拡大予防としての認知が広まってきたので、問題になっているマイクロ飛沫などが飛び散らない様、マスクを付ける事が重要なので、それほど気にしなくてもよいのかもしれませんが、もし飛沫飛び散り防止のマスクが必要であれば、弊社のZA4380をお勧めします。
ZA4380は通勤などのビジネス用途を考慮して白色で、素材はpolyester65%/Cotton35%のハブリッド素材で丈夫で強く、繰り返しの洗濯が可能です。
従業員様の健康を守り、社内での感染拡大防止に是非ご検討ください