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コラム
異物混入対策

毛髪混入を防ぐインナーキャップ。食品・薬品工場に最適な製品は?

食品工場や薬品工場でクレームが発生しやすい「毛髪混入」。これを防止する一番の近道はインナーキャップの着用です。インナーキャップは、帽子の下にかぶる薄手の帽子のことで、ヘアネットとも呼ばれています。
インナーキャップには、手軽なものから高性能なものまで、さまざまな種類があります。素材や耐久性によって金額が変わりますが、「高いから安心」とも言い切れないのが毛髪混入対策の難しいところ。大事なのは、それぞれの製品の特徴を知り、自社工場に適したものを選ぶことです。
そこで、インナーキャップの素材や機能ごとの特徴を、現場の声も交えながらご紹介します。新しいインナーキャップを導入する前に、チェックしてみましょう。

進化するインナーキャップ。その実力は?

インナーキャップは、現場の声をもとに進化を遂げてきました。それぞれの特徴と、毛髪混入対策の実力をみてみましょう。

ベーシックな不織布・ナイロンタイプ(ZM6200,6100,6101)

スティックキャップ ZM6200

https://maekawa-uniform.com/products/head/innernet/zm6200/

https://maekawa-uniform.com/products/head/innernet/zm6100/

もっとも基本的なタイプは、不織布製のインナーキャップです。棒状の不織布を左右に開いて使うので「スティックキャップ」とも呼ばれています。需要により金額は上下しますが、おおよそ1枚10円程度。1日使ったら終わりの使い捨てタイプなので、洗う手間がありません。
また、これと似たものにナイロン製のネットキャップがあります。こちらは10日間ほど使うことができ、不織布タイプよりは割安。耐久性が高いものではないので、洗濯機で洗うと傷んでしまうことがあります。
正直なところ、これら2タイプは、毛髪混入対策を重視している工場ではあまり使われていないという印象です。従業員よりも、工場見学に来られたお客様に最適なお手軽タイプといえるでしょう。
このタイプのデメリットは、細いゴムで額を締めるので、毛髪混入対策が不十分である事と1日着用した後に外すと、額にゴムの跡がついてしまいます。これを不満に思うパートさんもいるようです。そこで生まれたのが次の製品です。

ZM6200
ZM6100

幅広ゴムでつけ心地のよいメッシュタイプ

ヘアーネット ZA4501

https://maekawa-uniform.com/products/head/innernet/za4501/

額のゴム部分が8〜9cmと幅広なので、締め付けなくても髪の生え際をしっかり抑えてくれます。また、メッシュなので通気性がよく、暑い時期にも比較的着用しやすいタイプです。サイズもSMLと3サイズ展開。頭のサイズにぴったりのものを選ぶことができ、付け心地がソフトフィットで着用感も抜群です。
定価は660円/1枚(税別)で、使い捨てタイプに比べると高く感じますが約3ヶ月はもつので、長い目で見ればおトク。ただし、洗濯機で洗う場合は必ずネットのご使用を。そのまま洗うとゴム部分が伸びてしまったり、服のボタンやマジックテープなどに引っかかって、メッシュ部分が破損してしまいます。
※類似品には後頭部にマジックテープを使用している製品もありますが、マジックテープ自体がメッシュを痛めてしまいますので、あまりお勧めは出来ません。
幅広ゴムのメッシュタイプは、毛髪混入対策の面でも、つけ心地やコスト面でもバランスのよいインナーキャップですが、「頭部がメッシュだと、穴から髪の毛が出てしまうのでは?」という心配の声もあります。そこで、次のニットタイプの登場です。

ZA4501

伸縮性抜群。ぴったりフィットのニットタイプ

ヘアーネット ZA4502

https://maekawa-uniform.com/products/head/innernet/za4502/

伸縮する素材でできた、ニットタイプのインナーキャップ。薄めの水着素材という感覚です。フリーサイズですが、頭の形に合わせてぴったりフィットするので、サイズが合わないという心配はいりません。
定価は1,300円/1枚(税別)と、メッシュタイプより高くなりますが、通常使用で1年以上使えます。
しかし、この製品だとカバーされるのが頭部だけなので、「髪の長い人だと、首元から髪の毛が出てしまうのでは?」という声も。より厳重にカバーしたい方のために、首元をカバーするタイプが誕生しました。

ZA4502

首元までしっかりカバーするタイプ

ヘアーネット ZA4503,ZA4505

https://maekawa-uniform.com/products/head/innernet/za4503/

https://maekawa-uniform.com/products/head/innernet/za4505/

顔まわりから首元までをカバーするインナーキャップです。この上から帽子やケープを着用するので、髪の毛が出るスキがありません。毛髪混入対策レベルはかなり高いと言えます。
ただし、頭部のみをカバーするタイプと比較すると通気性が低く、蒸し暑いというデメリットも。とくに全体がニットタイプだと、従業員の方が「暑い」と感じるようです。
弊社の経験からですと、十中八九従業員さんからは反対されます。「導入したい!」と考える品質責任者と「着用したくない」と言う従業員さん。
働き手がなければ工場は動きません。かといって毛髪混入対策を怠ると失注や売上減の可能性もあり、会社存続の危機が訪れる可能性も否定できません。
毛髪混入対策を取るか従業員さんの意見を尊重するか、責任者からすると難しい判断を下さなければならないかもしれません。。。

もう一つ、インナーキャップには「電石帽」という帯電タイプがあります。これは、「そもそも帽子からホコリや毛髪が落ちない仕組みにすればいいのでは?」という考えから生まれた製品です。

ZA4503
ZA4505

ホコリや髪の毛を離さない帯電タイプ

電石帽ツバ付き【ホワイト】ZM6010~6031

https://maekawa-uniform.com/products/head/controlcap/zm6010/

静電気でホコリや毛髪をキャッチする帯電タイプのインナーキャップ。通常の不織布タイプで効果が得られなかった場合に選択される方が多いようです。
しかしこのインナーキャップ、導入する前に知っておいてほしいことがあります。というのも、工場で使用されるユニフォームの上着やズボンはほとんどが「制電タイプ」。生地の中に「制電糸」と呼ばれる糸を織り込んでいて、静電気が発生して埃を寄せつけるのを防ぐ役割があります。ということは、上着やズボンは静電気を除去しているのに、帽子だけはわざわざ静電気を帯びさせていることになります。矛盾しているように感じませんか?
また、作業中に汗をかけば放電してしまいますし、洗濯すると帯電効果が低下してただの不織布の帽子になってしまい、それが目視で判別出来ない点もデメリット。帯電タイプは人気のある製品ですが、こうしたデメリットも理解した上で選択することをおすすめします。

ZM6010

原因は必ずしもインナーキャップとは限らない

インナーキャップの導入や買い替えを検討するきっかけは、「毛髪混入対策に力を入れたい」「クレームが発生したので対策を強化したい」という場合が多いと思います。確かに、着用しているインナーキャップを変えれば、「対策を強化した」ということにはなります。
しかし、毛髪混入の原因は全く違うところにあるかもしれません。高性能なユニフォームを導入していても、従業員の方が「暑い」と帽子のゴムを緩めていたり、そもそもインナーキャップを着用していなかったりするケースも実際にあります。そんなときは、ユニフォームを買い替えるより従業員の意識改革を優先してください。
原因が分からないままに対策を打っても、なかなか思い通りにはいかないもの。トラブルが起きたら、まずは一度工場全体を見渡してみることも大切です。

現状を分析してユニフォームを最適化

最適なインナーキャップは、現在着用しているタイプや現場の作業環境によって異なります。例えば飲料工場のように、製造工程で商品が外の空気にほとんど触れないなら、不織布タイプでも十分。高いお金を払う必要はありません。
インナーキャップにかかわらず、ユニフォームを選ぶ際は、まずは現状を分析し必要な対策を見極めることが重要です。迷ったときは、私たちに工場の状況をお聞かせください。貴社に適した製品をご提案します。また、毛髪混入対策をしっかり行っているつもりでも、見落としているポイントがあるかもしれません。品質管理の現場を幾度も見てきた私たちの視点から、アドバイスできることがあればお伝えします。
もちろん、使ってみて初めて分かることもあります。購入前にサンプルを使っていただくのが一番。従業員の方に使い心地を体感してもらい、ぜひ納得のいくユニフォームを選んでください。

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