コストを抑えて毛髪混入・異物混入対策を強化!スーパーのバックヤードに最適なユニフォームとは
食品を扱う業種には欠かせない異物混入や毛髪混入対策。食品工場では対策を強化したユニフォームがどんどん採用されていますが、スーパーのバックヤードで働く従業員さんを見かけると、あと一歩、対策の強化が必要なユニフォームを着用していることが多いように感じます。
一度でも異物混入が発生すると信頼を失い、イメージダウンにつながるのは食品業界共通の課題です。人が介入する限り、ホコリや毛髪の混入をゼロにすることはできませんが、最大限の努力をすることは世の中の流れを考えれば非常に重要。スーパーのバックヤードにおいても、ユニフォームのレベルアップを考える時がきています。
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バックヤードが抱える異物混入・毛髪混入のリスク
異物や毛髪は人によって調理場に持ち込まれます。着用するユニフォームの種類によって、どのような混入リスクがあるのかを見てみましょう。
ボタン付き、袖口の開いた上着は要注意
調理場でよく見かけるのが、「調理着」「はんてん」などと呼ばれる前合わせのユニフォームです。しかし、このユニフォームは食品を扱う場所にはお勧め出来ません。
その理由の一つは、ボタンを使っていることです。糸で縫い付けられているボタンは、着用や洗濯を繰り返すうちに取れたり欠けたりすることがあります。その破片が調理中に食品の中に紛れ込んでしまうと、見つけることは難しいでしょう。もう一つは、袖口が開きすぎていること。異物や腕から抜け落ちた体毛が、袖口から食品に落下する恐れがあります。
異物混入や毛髪混入に敏感な食品工場では、前ボタンを使わないファスナータイプ、袖口はピタッと隙間なく腕に密着するリブタイプのユニフォームが主に導入されています。
白衣 PT1703
PT1703はファスナーで袖口にはリブがついています。HACCP対応製品ですので、調理着やハンテンからの異物混入対策はこれ1枚で完結です
汚れの目立つパンツ裾はマイナスイメージに
裾がストレートタイプのパンツも、裾から体毛などが床に落下することがあるためお勧め出来ません。調理場が濡れている場合は床に落ちたホコリや毛髪が舞い散ることはありませんが、従業員の方が足を滑らせて怪我をしないようにと、最近は床をドライにしている場合もあります。すると、人の行き来などで風が生じるたびにホコリや毛が舞い上がって、食品に混入するリスクが高まります。
またストレートタイプは、かかと部分が地面に擦れて汚れてしまい、見た目に清潔感がなくなってしまいます。お客様はそういう細かなポイントをしっかり見ているものです。
パンツも上着と同様に、裾リブタイプがおすすめです。異物や体毛などを足首リブがしっかりガードし、外へ落ちる心配がありません。リブタイプなら裾が床に擦れて汚れることもなく、清潔感を保つことができます。また、長靴を履く場合も足の出し入れが楽になるというメリットもあります。
パンツ PT5600P
前にファスナーが付いておらず、裾口がストレートタイプになります。価格を考慮すれば非常に良い選択です。ウエスト部分が総ゴム仕様なので、かがんだり腰を曲げたりする作業でもお腹周りが気になりません。ポケットがないPT5600と言うパンツもラインナップしております。
パンツ FT5310
前ファスナーが必要ならFT5310です。(ウエスト部分は総ゴム仕様)
パンツ FT5312
裾口にリブが付いているので汚れる心配もなく、下半身から出る異物や体毛などを足首リブがしっかりガードし外へ出しません。長靴を着用する際の足入れも手間なく着用出来ます。PT5600Pと比べると少し割高ですが、その分異物混入対策やお客様の印象も凄く良くなります。(ウエスト部分は総ゴム仕様)
帽子は毛髪混入対策に最も重要
異物混入でとくに多いのが毛髪混入です。そのため、毛髪の落下を防ぐ帽子のチョイスはユニフォームの中でもとくに重要です。よくあるのはキャップタイプですが、首元が開いていると、ここから毛髪が抜け落ちる可能性があります。少なくとも、首元までカバーできる帽子を選ぶことをおすすめします。もっと安心なのは、肩口まですっぽりと覆ってしまうケープ付きタイプ。上から上着を着れば、仮に毛髪が落ちてもユニフォームの中に留まり、外に出ることがありません。また、帽子の下にインナーネットを付けて髪の毛を抑えることで、安全性はさらに高まります。とくに、太いゴムで頭を留めるインナーネットは、締め付け感がなく、しっかりと髪の毛の落下もカバーしてくれます。
帽子 FB6952
毛髪混入対策におススメです。
帽子 FB6920
ケープ付き帽子の初期導入におススメです。
帽子 FB6970
一部上場の食品工場などで採用されています。
インナーネット ZA4501
インナーネットは様々な食品工場で採用されています。
高機能であるほど良いとは限らない
一般的な食品工場では、上着、パンツ、帽子の3点セットで5,000〜6,000円のユニフォームがよく導入されています。しかしスーパーのバックヤードでは、対策強化を行うにしても、ここまで高機能なユニフォームが必要とは限りません。
たとえば、食品工場では「ホコリや毛髪を工場内に持ち込ませない」ことを徹底しており、作業場に入る前にエアシャワーを浴びて体に付着したホコリや毛髪を吹き飛ばします。そのため、「静電糸」と呼ばれる特殊な繊維を織り込んだユニフォームを採用し、静電気によって生地にホコリや毛髪が付着するのを防いでいます。しかし、スーパーにはエアシャワーがないことが多く、静電糸を使った高機能で値段が高いユニフォームを着用する必要はありません。PT1703の様なHACCP対応製品で十分対応可能です。大切なのは、設備・環境に適したユニフォームを選択することです。
導入前にサンプルを試着することも大事
ユニフォームを切り替えるなら、これまでより着心地や作業性の良いものを選びたいものです。導入する前に、サンプルを取り寄せて実際に従業員の方に着用してもらうことをおすすめします。
スーパーなどのお惣菜は、宅食の推奨でますます需要が高まっています。この機会にぜひ、コストを抑えながら、バックヤードに求められる性能をしっかりと満たすユニフォームを選んでください。
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