食品工場用ユニフォームや白衣の値上げ
ここ最近の値上げラッシュ。値段が上がるのは仕方ないのですが、給料も上がってもらわないと困りますよね。。。
今回は、食品工場などで使用する白衣やユニフォームの値上げに関して書いて行きます。
食品工場などで使用する白衣やユニフォームの値上げ要因ですが、大きく分けて3つあります。
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材料費値上げ
材料費値上げ
食品工場などで使用する白衣やユニフォームは基本的に構成比率のほとんどが布です。この布の素材はポリエステルと綿の2種類がよく使用されています。ポリエステルはみなさんご存知のとおり、原料は原油ですから、ガソリンが高値になっている事を考えれば、ポリエステルの値段も高くなっているのは容易に想像できると思います。産油国も限られていますし、使用料なども考えると、そう簡単に安くならないですよね。
次に綿に関してですが、以前新疆ウイグル地区の綿を使用しない大手アパレルメーカーが増えた事やコロナ禍から経済が動き出したりなどで需要と供給バランスで値段が跳ね上がってます。この綿の価格に関しては時間経過で少しは値段が下がっていくかな。と考えています。
加工賃値上げ
加工賃値上げ
これは給与所得の中央値が下がり続けている今の日本では考えられないのですが、白衣やユニフォームの様な繊維製品を生産する国のGDPは年々増加しています。
GDPが増加する訳ですから、給料も増加する。給料が増えれば、その人たちが作っている製品も高くなる。これが加工賃値上げですね。昔は中国が世界の工場と呼ばれていましたが、中国から東南アジアなどに工場シフトしています。最近ではバングラデッシュなども人気の国です。ただコレも人件費の安い場所安い場所へ移動していきますが、どの国も徐々に高くなってきているので、最終最後は給料バナナでアフリカのお猿さんに縫ってもらう様になるのかなーなど妄想しています。笑。
もしくは、日本人の給料がもっと安くなり、東南アジアの人たちより安くなれば、最終最後は白衣やユニフォームなどは日本で縫製する日が来るかもしれません。。。
為替
今の値上げラッシュの大きな原因は、この為替が大きいのではないでしょうか?
この短期間で110円程度から150円ですから、36%くらいの費用増加です。
以前は家電や自動車など輸出大国だったので、円安は日本にとってプラスだったと思うのですが、今の日本で円安が嬉しいと言う会社は全体の何パーセントくらいか気になります。
特に白衣やユニフォームの様な繊維製品は完成した商品を輸入しますから、この為替の影響は本当に大きく響くのです。
1000円で仕入れていた商品を1360円で仕入れなければなりません。
かなり厳しいですね。
いつから値上げが始まるのか?
食品工場などで使用する白衣やユニフォームの値上げいつから始まるのか?
2022年10月27日時点で、ユニフォームは既に値上げしたよ!と言う食品工場様がいらっしゃるなら、たぶん別注商品をご使用になっているのではないでしょうか?そうでなければ、ユニフォーム販売店の独断値上げになると思います。食品工場のユニフォームをメインに扱う大手メーカー様は、まだ値上げしていないからです。(※ミドリさん省く)
もし別注商品でなく、定番品を使用しているのに値上げがあれば、
「けしからん!値下げしろ!」と言ってもいいかもしれません。
食品工場などで使用する白衣やユニフォームの値上げラッシュが始まるのは2023年4月頃からと予想しており、値上げ幅20%~30%は上がるのではないかと考えています。もし、2023年4月以降に貴社へユニフォームや白衣を納入している販売会社様が値上げに来れば、是非値上げを認めてあげてください。
貴社で使用している材料などは既に値上げになっていると思います。直接商品に影響のない副資材は少しでも安くしたい。と言う気持ちはとてもよく解ります。
もし「この値段の値上げは認められない!」や「この値段が本当に適切なのか?」と思われたら、弊社にお問い合わせください。品番を教えてもらえれば、弊社の解る範囲でその値段が一般的な販売価格かどうかをご連絡させて頂きます。
もしかすると、現在の商品と似た商品で値上げ後の価格より安いユニフォームが提案できるかもしれません。気軽にお問い合わせください。