Column
コラム
Learning

コロナ禍で売り出されそうな商品

コロナ禍でパジャマが売れたり、キャンプ道具が売れたり、釣り具が売れたりと、様々な物が売れていますが、次に売り出されそうな商品をアパレル観点から予想するコラムです。

アパレル業界で売れた物

アパレル業界で売れた物

これはなんと言っても布マスクです。もしくはそれに付随する生地やゴムなども大変売れたそうです。弊社で販売した布マスクもおかげさまで190,000枚ほど売れました。それ以外ではパジャマや下着なども売れたと聞いています。

現在は不織布マスクが暑いと言う事で、涼しいマスクなどが販売されています。生地自体が涼しくなる訳ではないので、通気性を良くしているのと熱伝導率による最初のヒンヤリ感だけなので、マスク本来の性能は???ですが、付けない訳にはいきませんので、どちらの性能を優先するかは難しい所だと思います。布マスクの考察はコチラのコラムを参照ください。

弊社の布マスクです。

次にどのような製品が販売されるか?

次にどのような製品が販売されるか?

さて、次にどのような製品が販売されるか?を考えた際に、次に市場に出回るのは

「抗菌」「静菌」「殺菌」「抗ウイルス」

などのキーワードが付いたマスクや服の販売ではないでしょうか?実は、弊社にも様々な生地が持ち込まれています。

なるほどーと思ったのが、ポケットの裏地にそのような機能を持った生地を使用する事で、ウイルスの付いた手をポケットに入れると綺麗になると言う製品です。

【注意】ほんとうにそんな事が可能かどうかは解りませんが、私はたぶん無理だと思います。ポケットに手を入れて3秒で綺麗になるなら良いですが、たぶん1時間は入れておかないと綺麗にならないんじゃないかな。。。もしサッと触れるだけで綺麗になるなら、わざわざ消毒液なんて振りかけないで、その生地でハンカチや手ぬぐいを作ればいいだけだしね。。。

まずは販売キーワードになりそうな単語の意味を理解しましょう。最近は言ったもの勝ち。イメージ販売先行でその様な機能は無いなど。買ったは良いが考えていた様な性能や効果はなかったと言う事が多いような気がします。調べれば解る事も多いので我々も勉強しましょう。

殺菌・除菌・抗菌

いったい何が違うのでしょうか?

「殺菌」とは?

殺菌の意味は、言葉のとおり「特定の菌を殺す」ことです。とくに菌の種類や数は問いません。すべての菌を殺さなくても、数が減れば殺菌といえます。また、特定の1種類の菌が減っただけでも殺菌といえます。

「除菌」とは?

除菌の意味は、「菌を取り除く」ことです。「殺菌」することも除菌に含まれますが、医薬品や医薬部外品以外では「殺菌」を謳えないので、この表現がよく使われます。

「抗菌」とは?

抗菌の意味は、「菌の増殖を抑制する」こと、つまり菌が住みにくい環境をあらかじめつくることを意味します。殺菌や除菌のように、直接菌を殺したり取り除いたりする効果ではなく、菌の増殖を抑制あるいは阻害することをいいます。

あなたなら、どのハンカチを購入しますか?

あなたなら、どのハンカチを購入しますか?

さきほど説明した販売キーワードが表記されたらハンカチが以下の価格で販売されていたら?

普通のハンカチ300円。

抗菌ハンカチが400円。

除菌ハンカチが500円

殺菌ハンカチが600円

コロナ感染を予防したいと考えているあなたは、どのハンカチを購入されますか?

答えは普通のハンカチが正解です。

そもそもコロナウイルスはウイルスなので菌ではありません。「殺」や「除」や「抗」などのイメージでなんとなく、良いのかな?と思わせておいて、コロナウイルスには何の役にも立たないと言う製品はたくさん出てくるのではないでしょうか?

よく理解していない人、調べもせずに購入を決定する人が無駄なお金を使わされる。

 

結局何を買えばよいのか?

現時点で買うのであれば、抗ウイルス加工と記載されており以下のマークが付いている製品が確実だと思います。(逆に言うとマークが付いていなければ、第三者機関で証明されている訳ではないと思います)色違いで似た様なマークがたくさんありますが、この黄色と黒のSEKマーク以外はコロナウィルスに対して無意味だと思います。

SEKマークって何なの?と言うかたは、以下のURLからご確認ください。http://www.sengikyo.or.jp/sek/?eid=00004

このマークは第三機関が測定しており、日本では4~5か所程度しか評価機関が無いのです。現在は試験を依頼しても「3か月待ち」とか言う噂です。

その代わり、しっかりとした検査を行っており、市場に出回っている製品をランダムで測定し規定に満たない製品は生産者に対して指導が入ると聞いています。

しかし、絶対にこのマークがついた製品を買いなさい!と言えないのには理由がありまして、、、

実は抗ウイルス加工と記載があってマークも付いていても、今回のコロナウイルスに有効かどうかは誰も解らないんですよね。。。今回のコロナウイルスでは誰も試験を行った事がないと思います。例えば形が似ているインフルエンザウイルスには効果があったので、同じウイルス仲間のコロナウイルスにも効くんじゃないの?と言う感じなんですよね。

ネコカリシウイルスに効くのでノロウイルスにも効く!と言う論法と同じです。ネコカリシウイルスについてはコチラから

とは言え、少しでも予防しなければならない事を考えると、財布の中身と相談して購入して行くしかないですね。そんな事を気にせず買い物出来る様になりたい。。。

無料サンプルの請求やご質問は、
お気軽にお問い合わせください
Tel : 06-6741-0800
Fax : 06-6712-7052
※はじめての方は、お問い合わせフォームより
お問い合わせください